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2024.08.20

気密検査

今回は気密についてのお話。

前回の断熱が、『外の気温から家の中を守る』というのに対して

今回の気密というのは、『お家の中から暖かい空気が逃げないようにする』というもので、

つまり断熱性能を高めても、隙間があれば熱が逃げてしまうので、隙間を無くしてそれらを守るのが目的です。

 

では、その隙間はどれくらいまでが許容されるのか?

建築では、機密性能を指標とする『C値:相当隙間面積』という項目があり、

弊社では1.0㎠/㎡以下を目標としております。

 

☞ワンポイント

この相当隙間面積とは、建物全体にある隙間面積(㎠)を延べ床面積(㎡)で割った数値として用いられます。

数値の内容ですが、例えば延べ床面積40坪(約132㎡)の場合、C値が2.0なら隙間面積は264㎠(はがき約1.8枚相当)、

同じく0.5なら隙間面積は66㎠(はがき約0.5枚相当)となります。

 

工事中に大きく隙間が出来るのは、主に電気や水道の配管周りです。(勿論他にも多々ありますが、割愛致します。)

そういった隙間にウレタンを施しまして、床でしたら基礎、壁でしたら外気と接する部分をシャットアウトさせます。

そうして、検査は専用の機械を用いて、窓を全部締め切った後に、家中の小さな隙間から流入してくる空気を計測するのです。

今回の結果は0.55㎠/㎡(四捨五入により0.6㎠/㎡表記)となりました。

この数値であれば快適に過ごして頂けると思います。

 

-Kira-

 

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