みちしたのくらし

06

じっくり検討して作り上げた理想の住まい

一度リフォームした築50年の木造建築に住んでいましたが、とにかく寒いのが嫌で、建替えをしました。
年間通して温かくて明るい我が家に、満足しています。

家づくりのスタートは、ハウスメーカー巡りでした。
各社が扱っている断熱材の事を勉強すればするほど、もっと自然の素材を使っている所はないのかなと考えるようになりました。

道下工務店さんが、木製チップを使ったエコ断熱を採用されていることを知り、木造の家にも関心があったので、話を聞いてみることにしました。
道下さんの担当の方が、こちらの要望に応えようと熱心に対応してくれ、実は、契約前の段階で、設計図を12回も書き換えをしてくれたほどでした。

さらに、あるパートナーさんの家には、3回もうかがわせてもらったんです。
1回目は木の良さを体感し、2回目、3回目で細部を見せていただきました。これは、大変参考になりましたね。

そして、8年前の9月に竣工。好運にも、屋根が出来上がる10月までの間に、一度も雨が降らず、12月の入居まで、順調に工程を進めてもらいました。
外観は、画一的な四角い形ではなく、凹凸のあるデザインを希望し、さらに、2階に鎧戸を付けて、立体感を出してもらいました。

一番のテーマだった「寒さ」を解消するため、いろいろと検討しましたが、ストーブは危ない、エアコンの風は嫌い、
プロパンガスはコストが高いと、選択肢を絞り込む中、オイルヒーターを提案してもらい、トイレや廊下も含めて家中に通しました。
これは本当に良かったです。

また、木造でこれだけの広い空間をとれたのは、柱がなくても支えられるSE構法だからできたことで、
過去の震災で、SE構法の家の傾きが少なかっ事例を見せてもらったことは、建築構法を決める際の後押しになりました。

妻は、アンティークな物が好きで、もともと持っていた物を活かした内装を考えていきましたが、
インテリアのアドバイスをしてもらいながら、照明は、全て自分でネットで買い揃えるなど、室内を自分好みのテイストにまとめることができました。
本当は、前の家の木材を使いたいと思っていたんですが、かえって費用が掛かるということで、唯一、大黒柱をリビングに立ててもらいました。
こういう、細かな家族の思いを聞いてくれる所が、工務店さんの良さだと思います。
今では、前の家からの木の風合いを深めながら、4人の子ども達の成長の跡が記され、リビングのシンボルになっています。

入居から8年経つと、子ども達も大きくなり、部屋数が足りないとか、生活のリズムも変わり、
キッチンを独立させたいとか、いろいろと要望も出てきましたが、暮らしながら、我が家に一番いい形を考えていきたいですね。

多彩な色使いの、ヨーロッパ風のお家

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多彩な色使いの、ヨーロッパ風のお家